中学 英語が 劇むず に!
◆2021年度教科書改訂により 中学 英語が 劇むず に!
2020年度までは「スロースタート」だった中学英語。
それでも中学1年生の2学期には英語に苦手意識をもつ子が7割近くにのぼっていました。
今回の改定により、中学1年生英語は「ロケットスタート」になります。
1学期の時点ですでに英語嫌いの子が増えるだろうと大変心配しています。
◆変更点1:英単語数が1200語から2500語と約2倍に!
2020年度までの英単語数は、
中学校で1200語、高校で1800語、高校卒業時で計3000語でした。
2021年度からは、小学校で約700語、中学校で約1800語、高校で約2500語
高校卒業時で約5000語と、最大で2000語も増えることになります。
これからの中学1年生の英語の教科書では
数字(one、two、three~)
月(January~December)
曜日(Sunday~Saturday)
などを体系的に学ぶページがなくなりました。(「ニューホライズン」東京書籍)
これは小学校でこれらの「読み書き」ができるようになっていることが前提です。
では、小学校の英語授業を見ていきましょう。
3・4年生は英語が週1時間しかなく、聞く・話すが中心の授業です。
原則、読み書きを教えないことになっています。
しかし教科となる5・6年生でも授業数は週2時間しかありません。
1年間でわずか70時間。その時間で約350語を学ぶことになります。
これまでの中学1年生は年間140時間で約400語であったことを考えると、
小学生で中学1年生レベルを超えることになります。
◆変更点2:中学英語教科書の文章は一気に 倍に!
単語数の増加にともなって、教科書の英文の量も大幅に増えました。
1ページあたりの英文の単語数を新旧の教科書で比べてみました。
【2020年度中1】 【2021年度中1】
Unit1 Part1……14語 ⇒ Unit1 scene1……26語
Unit2 Part1……18語 ⇒ Unit2scene1……61語
Unit3 Part1……30語 ⇒ Unit3 scene1……54語
Unit11 Part1…58語 ⇒ Unit11 Story1……79語
計120語 計220語
*中学1年生教科書「ニューホライズン」(東京書籍)
Unitの構成が異なるため単純に比較できませんが、
1ページあたりの単語数が倍増しています。
しかも、これは中学1年生のこと。
中学3年生になると1ページあたり100語を超える長文も出現しています。
これだけの英文を読むとなると、相当の練習がないと授業についていけない子が続出するのではないかと思います。
◆変更点3:文法事項 高校英語の一部が中学3年生へ
変更点は単語や英文の量だけではありません。
高校英語で扱う文法事項のいくつかも前倒しされました。
これまで中学3年間+高校1年生で学んだ内容を、中学の3年間で学習することになりました。
「ニューホライズン」(東京書籍)の場合
これまでは
中学1年生 Unit1とUnit2で「be動詞」
Unit3で「一般動詞」とゆっくり進んでいたものが
2021年度から使う新しい教科書では
Unit1で「be動詞と一般動詞」が一つの単元に集約されています。
中学生になったばかりの最初の単元から「一般動詞とbe動詞」が混在する英文を学ぶだけでも、かなりの困難が予想されます。
また中学1年生2学期に大きく点を落とす原因になった「三人称単数現在形」も前倒しされ1学期に出てきます。
また、これまで高校で扱っていた「現在完了進行形」や「原形不定詞」、「仮定法」が中学3年生に移行されています。
◆小学生から「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能同時学習で対策!
英語を使ったゲームや歌など活動型授業が中心の小学英語、そして読み書きの文法を重視する中学英語との学習ギャップは、これまでも問題視されてきました。
今回の教科書改訂により中学英語がさらに難しくなったため、事態が深刻化してしまわぬよう十分な対策が必要です。
まずは何といっても読み書きです。
小学生のうちから、アルファベットはもちろん「フォニックス」と呼ばれる英語独特の読み書きのルールをマスターしましょう。
それには「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能習得が可能になる
「こども英語レプトン」が最適です。
小学生からレプトンで学習している人たちは、ひとまず「安心」です。
懸案である「be動詞と一般動詞」「三人称単数現在形」も既に学習済みです。
ただこれらの文法用語は伝えていませんので、それはこれからの中学英語で一致させていくことで解決します。
中学生で一番大切な英語学習は
「自立ラーニングFEED」で行っている
英文の「リスニング」「音読」「和訳」「単語練習」を徹底的に行えば、それほど心配ではありません。
ただこれまで英単語の練習をしてこなかった新中学3年生や新中学2年生は苦労すると思います。
単語が読めない、英文が読めないからです。さらに和訳も出来ないからです。
しかしそこは我慢して地道に単語力をつけていくしかありません。「塵も積もれば山となる」です。
さて、これまで通りの学校授業や、文法中心の多くの学習塾はどう対応するのでしょうか?
高校受験の英語もますますリスニング力、英文読解力、英作文力が求められてきます。
文法中心では上記のうちの一部にしか対応できません。
それでは英語の点数を受験本番で取ることは難しくなります。
今まで通りの英語学習を続けると、間違いなく多くの英語嫌いを作ることになります。
取り返しがつかなくなる前にFEEDのような基本重視の英語学習に切り替えるべきです。
「聞く」から始める英語学習。
そして高校受験用対策教材「ミラクルロード」の1A、2A、3Aを身につけることで
短期間に英語の偏差値を10も上げることが可能です。
実際に今年の受験生の中にも
「英語だけで偏差値10上がった。全体でも偏差値が7も上がった」という卒業生もおりました。
今年の1月~2月に行われた高校受験で
「英語も出来た」という受験生の報告がたくさんありました。
だから高校受験本番で最高点を取ることが出来、E判定やD判定からの逆転合格が可能になります。
やはり「正しい勉強の仕方」で、
その人に合った「学習量」を「やる気」を持って取り組むことが何より大切です。
それを外すと、いくら勉強量を増やしても思ったほど結果は出ません。
正しい勉強の仕方を身につけましょう。
自立ラーニングFEED
武村富美雄